コラム

この冬はノロウイルスに注意しましょう!

1.この冬はノロウイルスに注意しましょう!…厚生労働省のHPより

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/03.html

 年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち7割は11月から2月に発生するなど、この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くはノロウイルスによると考えられます。ノロウイルスによる食中毒は、主に、調理者を通じた食品の汚染により発生します。ノロウイルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。

◆ 食中毒情報…消費者庁     https://www.caa.go.jp/
・9月29日     10件
 カンピロバクター 3件、アニサキス 3件、ウェルシュ菌 2件、ヒスタミン 1件、サルモネラ属菌 1件
・10月6日     4件
 カンピロバクター 2件、ウェルシュ菌 1件、調査中 1件
・10月14日     6件
 カンピロバクター 3件、植物性自然毒(クワズイモ) 1件、調査中 1件、不明 1件
・10月20日     5件
 サルモネラ属菌 2件、カンピロバクター 1件、腸管出血性大腸菌O157 1件、アニサキス 1件
◆ 事故情報…消費者庁      http://www.recall.go.jp/result/
・柑橘ジュレ(賞味期限の誤表示)、びわゼリー(細菌検査で社内基準を上回る細菌、酵母菌数だったため)
・だし昆布(虫が混入している可能性)、甘辛ダレの豚生姜焼き(製造時の加熱が不十分な商品があることが判明)
・トースターピザ(一部商品においてカビの発生が確認されたため)、プリン いちご(一部にカビによる汚染の可能性)

【JIFEからのお知らせ】  感染予防の再確認をしましょう
 毎年11月になるとノロウイルス食中毒の発生件数が増加する傾向にあります。新型コロナウイルス感染症対策としてアルコール消毒をする習慣が身につきましたが、ノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が強く、アルコールによる消毒効果があまり期待できません。ノロウイルスの対策としては手洗いで物理的にウイルスを流すことが有効で、同時に新型コロナウイルスやその他の食中毒対策にもなります。冬が近づいてくるこの時期に感染予防の基本を再確認しましょう。弊社ホームページ内「検査案内」でも、食品取扱者の衛生管理としてノロウイルス検査検査をご案内させて頂いておりますのでお役立てください。

編集後記;寒くなってくる季節ですので、みなさま体調管理にお気をつけて下さい!(岸本)

・この情報誌は主に、農林水産省、厚生労働省、消費者庁等のホームページを参考にして作成しています。
・ご質問、ご意見等は、info@jife.co.jp 又はファクシミリにてお受けいたします。FAX:(078)321-3069(管理部まで)